「記憶の解凍」コンセプトムービー

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「記憶の解凍」ARアプリ

「記憶の解凍」ARアプリは,AI技術と資料・戦争体験者との対話をもとにカラー化した「戦前の広島」の白黒写真を,地図・AR(拡張現実)ビューに表示します。

現在の広島平和記念公園は,戦前は4,400人が暮らす繁華街・中島地区でした。かつてあった平和な暮らしは,一発の原子爆弾で永遠に失われました。本アプリに掲載されている写真は,主にこの中島地区で撮影されたものです。

私たちはこれまでに,数百枚の白黒写真をAI技術でカラー化し,さらに,被爆者との対話を重ねて色を補正することによって,過去の記憶を辿る旅を続けてきました。

諏訪了我氏との対話

最新技術と,被爆者・若者たちのコミュニケーションが組み合わさることで,これまで凍りついていた記憶が「解凍」され,よみがえってきました。このアプリには、その一部が収められています。

カラー化された過去の写真は,私たちの心のなかに,これまでにない感情を喚起します。その写真が,アプリを通して,現在の広島の風景に重ね合わされるとき,私たちの眼の前には,切り撮られた過去の日々につながる,時の窓が開きます。

原爆ドーム前で起動したようす

「記憶の解凍」は,私たちが提案する,あたらしい記憶の継承のかたちです。このアプリによって,原爆投下によって分断された過去と現在,そして未来がつながっていくことを願っています。

開発チーム

原案・カラー化・アプリ作成

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